提供元: 粤海街道発表時間: 2023-07-27
深セン市南山区粤海街道は、南頭半島、深セン湾のほとりに位置し、西は前海蛇口自由貿易区に臨み、東は香港と海を隔てて向き合い、粤港澳大湾区や広州・深セン・香港・マカオ科学技術イノベーション回廊の中核的なエリアにある。管轄区域の面積は約14平方キロメートルあり、16のコミュニティを管轄しており、住民は約60万人である(そのうち戸籍人口は約37.7万人)。
1991年に設立されたこの街道は、30年余りの発展を経て、全国に誇るハイテク産業集積エリアや深セン市の国際的な消費センター都市建設の代表的な地域となった。2022年の「粤港澳大湾区高品質発展指数報告」によれば、粤海街道は大湾区内の630の「街道」の中で総合実力ランキングで1位に輝いた。深セン市人民政府外事弁公室が発表した第1回となる国際化街区の評価結果によれば、粤海街区は国際化モデル街区および国際化特色モデル街区(産業イノベーション)に選定された。
国際的なイノベーション街区
科学技術の高地。深センハイテクパークは国家の「世界一流のハイテクパーク建設」を試行する10の園区の1つで、その中間エリアと南エリアは粤海街区に位置している。科学技術の高地としての粤海街区はイノベーション駆動型企業を多く育成しており、その中には上場企業101社も含まれている。
イノベーション精神。粤海街区に位置するAppotronicsやWeBankなどの企業は、技術とビジネスモデルの革新を通じて産業チェーンをよりハイエンドなものに進化させている。クアルコム(Qualcomm)深センイノベーションセンターやエアバス(中国)イノベーションセンターなどのような世界的に有名な企業も相次いで同街区でイノベーション拠点を設立した。
優れた起業環境。管轄区内には、3.4万社の法人、一定規定規模以上の企業3138社、国家ハイテク企業1931社、専精特新(専門化・精密化・特徴化・新規性)企業320社、そしてユニコーン企業6社が存在している。また、2016年に開催された全国大衆創業・万衆革新(双創)活動ウイークのメイン会場も粤海街道に設置された。
大湾区の産業高地
世界をリードする粤海街区の産業。ZTE、テンセント、そしてマインドレイ・メディカル(邁瑞生物医療電子)などをリーディングカンパニーとする優位産業クラスターがいくつも形成されている。SF(順豊)、ハイテラ(海能達通信)、伝音ホールディングスなどの企業が世界をリードしている。
一流のビジネス環境作り。深セン市政府と南山区政府は粤海街区で世界一流のビジネス環境を整えることに力を入れている。「窓口1カ所手続き(1カ所の窓口で業務を完了させる)」「1業務を1回で完了」などの政務サービスがあり、知的財産権サービスでは「ワンストップ」な支援が率先して実施されている。
集まる人材。深セン大学と60校以上の有名大学を擁する深セン仮想大学キャンパスは、世界各地の人材を誘致し、「第一資源」である人材の育成に取り組んでいる。
大湾区の幸せなホーム
活力あふれるオレンジ。芝生コンサートや文化大講堂などの文化・スポーツ活動をよく開催する。また、全国労働模範、道徳模範、最も美しい家庭などの模範を擁している。初回の「深セン市学習型街道」審査では、最高点を受けて合格した。
暖かいイエロー。「コミュニティホーム」8カ所と高齢者の食事支援サービス拠点18カ所を建設した。また、大沖での「配達員が集まる街」作りに取り組み、19の「配達員休憩所」と21の「配達員向けサービス拠点」を設置し、「配達員が温もりを感じるサービスを提供する店舗」319店舗を有している。
エコグリーン。粤海街区には人材公園、大沙河生態回廊、深セン湾浜海レジャーベルトが結びついている。また、後海河の水は清らかで岸辺は緑豊かであり、共同建設公園とコミュニティ公園が連なっている。
編集・翻訳:GDToday